※当サークルのノベル作品には絵は登場しません

【タイトル】      傾城狐の嫁入りなこそ

【内容】          超短編御伽風小話

【対象年齢】             一般向け

【総プレイ時間】            〜30分

【音声】                    あり

【制作ツール】            NScripter

【動作環境】 Windows2000/XP/Vista 以降

【イメージCG】

羊乃


【CAST】

【橘音】  
天川みるく 様
CVサンプル   

【奈琉奈】 
琥遥ひより 様
CVサンプル   


時は戦後の混乱も収まった冬の帝都奥地。
戦災を他と比べれば免れていた為か、それとも取る足らずの地であったか、復興も早く、また発展もせずに今日もまにまに過ぎる土地。
しかし、化物にとっても、日々に変わりなく、
ここにそこにひっそり隠れ遊廓―――もっとも、ここ一軒に―――信太屋を抱える主人、橘音。
狐の嫁入りに雨宿りと、陽にも当たり腰を上げてクビを突っ込むと、
段々と神様をからかえば可笑しな事が滲みだして来て
「神様、どうか早く雨が止みますように。そして、どうか裏山を歩いていましたら千両箱が落ちていますように。
千両箱と言わず、札束が這入った風呂敷でも構いませんぜ。いや、金塊でもよいのですが。
金目のものでは駄目と言いますならば、食い物でも構いません。
どれだけ注いでも無くならぬ徳利や、幾らでも米が溢れてくる升か、常に魚が飛び込んでくる魚籠などあれば嬉しいですなあ」
「―――おい、そこの女狐。今時、賽銭が一銭とはどういう事か。第一、そのようなものが落ちていたら、俺が真っ先に拾っておるわ」
などと、今日日まにまに……


 

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