【 タイトル 】 お狐様の参拝繁盛講座
【 内容 】 短編ノベルウェア
【 対象年齢 】 一般向け
【 総プレイ時間 】 〜1時間
【 音声 】 あり
【 制作ツール 】 YU-RIS/ERIS
【 動作環境 】 Windows7/8.1/10
[CAST]
秋葉モモ代
[イメージCG作家]
羊乃
※当作品に絵(CG)は登場しません
「―――参拝客が来ないっっっっっ!!!」
ここはとてもとても景色と空気が良い大自然満載なる山間くんだりの某地なる―――要するにド田舎。
その密林にある社で居座っている―――のではなく、鎮守する玉狐(タマコ)という御狐様があった。
「世には腐るほど神社仏閣はある。押すな押すなの盛況どころがあれば、文字通り立ち腐れする場所もある訳だ」
―――つまりうちのようになっ! がっはっはっ!!!」
この御狐様が鎮守する社の風貌は、吹けば飛ぶような大変ワビサビの趣きを感じさせる郷愁の極地。
まぁ、何と言えばいいか、つまり―――超ボロい。
もし優良物件があらば、狼に追われる脱兎も抜きさる早さで移り気満々である。
だがそんな旨い場所は存在しない訳で。
あったらあったでサバンナのライオンも尻尾を巻いて逃げ出すような激戦の上に生馬の目を抜いた猛者が収まるのである。
それとて新たなる社が建立されればの話で、このようなド田舎くんだりでは新設など全くの零なのだ。
絶無を争う訳にはいかぬゆえ、掘っ立てられるのは愚痴ぐらいなのでして。
「くっくっくっ……しかし儂が何の策もないまま無為に過ごしていると思っては困〜る……残念だったなっ!」
そんなお狐様がお賽銭シャワーを目指す小話で御座います。
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